このサイトでは、Toasterの活動を通じて生まれた ものづくりのレシピやデータを、オープンソースで公開しています

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3Dプリンタで開けしめ可能なハコを一瞬で作る(Bento3D)

Recipe

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3Dプリンタで開けしめ可能なハコ(ツールボックス)を作ろうとしたとき、ヒンジや留め具を考慮しなければいけないのが少し面倒です。

Bento3Dを使うと、3Dプリント可能な仕切りやツールボックスを、サイズ調整した上で一瞬で作成できます。

https://bento3d.design/



データをつくる


サイズ調整


左右下のスライダーを使ってサイズを調整できます

右下のスイッチを使って仕切りのみ・ケースを含めるかを切り替えられます


グリッド調整

右・下にある+ボタンからグリッドを追加できます

横方向のグリッドに対しては横幅も指定できます

縦方向のグリッドは高さに応じて等分されます


ダウンロード

最終的にSTL出力される部品が表示されます


3Dプリントする

印刷設定

それぞれの部品の推奨印刷設定です

partition.stl : サポート不要 | 積層ピッチ任意

box.stl :サポート不要 | 積層ピッチ0.1mm以下推奨

latch.stl :サポート不要 | 積層ピッチ0.1mm以下推奨

lid.stl :サポート必要 | 積層ピッチ0.1mm以下推奨


印刷方向

下の向きで印刷するときれいに仕上がりやすいです


サポート

lid.stl(フタ部分のデータ)のみ、サポートが必要になります。ツリーサポート推奨です。

左下図の紫部分にサポートをつけるとうまくいきやすいです。

前面のラッチをはめ込む部分の内側と、背後のヒンジの外側の面にサポートを指定します


フィラメント

制作事例では主に以下のフィラメントを使用しています

  • Kexcelled マットPLA テラコッタ(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09MVZQT3D/ref=sw_img_1?smid=A3BQI9ZYLN9UQS&th=1)

  • Kexcelled マットPLA ネイビー(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09BVJ5GGZ/ref=sw_img_1?smid=A3BQI9ZYLN9UQS&th=1)

  • Kexcelled マットPLA ホワイト(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09BVJYV5S/ref=sw_img_1?smid=A3BQI9ZYLN9UQS&th=1)


組み立てる

ケースの組み立てには、3Dプリント部品に加えて金具を使用します。 事前に以下の部品をご用意ください

  • M2 x30mm 鍋頭小ねじ x 2 | https://www.monotaro.com/p/5055/5207/

  • M2x28mm 平行ピン x 2 | https://www.monotaro.com/p/4220/5195/?fem1=1


  1. 鍋頭小ねじをケースの外側が頭になるようにねじこみます



  2. 平行ピンを1つ手に取り、box部品の溝の下の方に差し込み、そこから「パチッ」と音がするまで上に押し上げます。これでピンが固定されます


  3. ラッチ部品の穴にもう一つの平行ピンを差し込み、lid部品の穴に押し込みます。こちらも「パチッ」と音がするまで差し込みます


トラブルシューティング

STLデータの破損

ダウンロードしたSTLデータは破損している場合がありますが、スライサーでスライス処理を実行すると自動で修復してくれます



macの場合、win機に標準搭載のNetfabbを利用できないため、
スライサー上でモデルの自己修復を十分に行えません。(参考:エラーのある3Dモデル)
FusionなどのCADソフトにはMeshを自動修復する機能が含まれているため、
一度Fusionに取り込み、
  メッシュ>準備>自動修復 から 修復タイプ:折り返し
を選択したうえでエクスポートすることをおすすめします
(時々モデルのサイズが10倍になる事があるので、
  その場合は0.1倍にScaleさせたうえでExportします)